マリアのような女性と落ちた恋
キリスト教以前のほとんどのヨーロッパの宗教が、ヒーローをその神話の中に抱えている。これらのヒーローは、その性格や功績、崇拝方式が正教会やカトリック教会の教義の中に吸収・習合され、現在の聖人崇拝の元となっている。
悲劇性を帯びたヒーローとして日本では日本武尊、源義経などが知られるが、後には戦死を含め不慮の死が悲劇として捉えられ、御霊信仰に繋がった。祟りを恐れて平将門らが神として祀られたのがその一例である。戦時中では決死の攻撃をした者が軍神として英雄視される事もあった。その一方で徳川家康を祀る東照宮のように悲劇とは無縁の例もある。
最近の映画や漫画、アニメでは、ヒーローは特別な力を持たない普通の人物であるが、社会から迫害されており、最後にそれに打ち勝つというような例も多い。さらに、近年顕著な傾向だが、ヒーローはすべてを救えないときもある。そのとき描かれる人間性の輝きが人の心を惹きつけるために使われる。
ヒーローと敵役(ライバル)は密接な関係にあり、ある文化でヒーローであっても、その文化に隣接している別の文化では逆に描かれることが多い。この場合、反社会的とされる行為でもその人物を打ち倒したために賞賛されることが多いが、必ずしも一般的にその行為が社会的に受け入れられているわけではない。たとえ同じ行為であっても、その文化内で行われた場合は非難することが多い。しかし、そのために敵役を事実に反し、文化外の人物に設定することでヒーローの権威を高めることも行われる。
ヒロイン(英語:heroine)は、女性(もしくはメス)の主人公を示す言葉。また、主人公でなくても、男性主人公の恋人の女性役を指す場合もある。
男性の主人公を示す言葉は「ヒーロー」。